長野県上田市にある鹿教湯温泉で行われる「鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願」をご存じですか
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鹿教湯温泉の名は聞いたことがあっても氷灯ろう夢祈願まで走らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は幻想的で刹那的な美しいイベント「鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願」についてしっかりとご紹介します。
素敵な冬のイベントをお探しの方はぜひチェックしてみてくださいね。
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願のイベント詳細
ではまず鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願についてご紹介します。
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願についてご紹介する前にまず、鹿教湯温泉について触れなければなりません。
鹿教湯温泉は「かけゆおんせん」と読みます。
その名の通り、鹿が教えた温泉として知られ、国民保養温泉地としても指定されています。
温泉の湯質が柔らかく、クセがない温泉です。
湯治場として古くから愛されており神経痛やリュウマチ、関節痛など体の様々な疲れや痛みを緩和してくれる「杖要らずの湯」として有名です。
そしてこの鹿教湯温泉は昔ながらの懐かしい湯治場の雰囲気があるのが魅力です。
また、名所として人気なのが「鹿教湯五台橋」です。
屋根のついた木橋になっており、鹿教湯温泉街から文殊堂や薬師堂にある渓谷に向かってかかっています。
この鹿教湯五台橋や温泉街の雰囲気がどこか懐かしく、レトロな雰囲気が楽しめます。
そしてこの鹿教湯温泉で例年12月の末日周辺から1月末まで行われるのが鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願です。
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願は温泉街の様々な場所に氷の灯ろうを設置します。
温泉街に約200個の氷灯ろうが置かれ、街中を優しい灯りが包むイベントになります。
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願の見どころは?
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願の見どころはなんといってもその非日常感です。
静かな温泉街に置かれた氷の灯ろうの中で優しく炎が揺れる様子はとても幻想的です。
また、先ほどご紹介した鹿教湯温泉の入り口でもある鹿教湯五台橋は「現世と神の世界を結ぶ橋」ともいわれる不思議な雰囲気のある橋です。
そんな幻想的で刹那的な雰囲気が漂う橋に氷灯ろうが置かれる様子はよりミステリアスな雰囲気が漂います。
また、氷灯ろうは少しずつ溶けていきます。
2つとして同じ灯ろうはなく、その時しか見られない灯ろうの姿は儚げで特別な時間を過ごしている感覚を味わえます。
さらに午後4時半からは氷灯ろうに炎を点灯する点灯体験を行うこともできます。
日が落ち始める時刻に氷灯ろうに灯りをともすのは特別な体験になります。
なお、こちらの体験は予約不要です。
さらに文殊菩薩にて願いを書いた絵馬を灯ろうに飾ることもできます。
こちらの絵馬の購入は700円の有料になります。
イベントの開始時刻は午後4時半。
そして終了時刻はろうそくの灯が消える午後9時ごろまでになります。
はっきりと終了時刻が定められていないのもどこか儚いこのイベントにピッタリです。
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願が混雑する時間帯
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願は点灯式が行われる毎日午後4時半から混雑し始めます。
午後9時辺りまで氷灯ろうに灯りは灯っていますが、やはり蝋燭の火と氷の灯ろうなので時間がたつにつれて氷灯ろうの形は崩れていきます。
そのため、点灯式から日か完全に落ちる午後5時半まで辺りが最も多くの人が訪れる時間帯になります。
その後は宿の夕飯の時間や寒さが厳しくなるので少しずつ人の出が少なくなっていきます。
鹿教湯温泉へのアクセス方法
それでは鹿教湯温泉へのアクセス方法をご説明します。
車でアクセスする場合は東武湯の丸ICから18号と152号、254号を経由し約40分で到着します。
または松本ICか安曇野ICから254号と三才山トンネルを経由し約40分でアクセスできます。
電車を利用する場合は上田駅で下車し、千曲バスの鹿教湯温泉行きかタクシーに乗ります。
上田駅からはバスで40~70分です。
または松本駅から松電アルピコバスの鹿教湯温泉行きかタクシーに乗り、約50分で到着します。
鹿教湯温泉周辺にあるオススメの観光地
鹿教湯温泉内には鹿教湯五台橋や江戸中期に建設され、多くの彫刻が施された「文珠堂」など見どころがたくさんあります。
さらに鹿教湯温泉の周辺にもオススメの観光地があるのでご紹介します。
巣栗キャンプ場
豊かな森林の中でアウトドアが楽しめる人気のキャンプ場です。
ニジマスを釣ってその場で食べられるなど貴重な体験が楽しめます。
大明神岳
斑尾高原にある絶景スポットです。
妙高山や黒姫山、さらには北アルプスの様子を見ることができます。
武石番所ケ原スキー場
鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願が楽しめる冬にピッタリなのがこちらのスキー場です。
初心者から中級車までの人に適したコースが揃っています。
まとめ
非日常的な雰囲気をたっぷり味わえる鹿教湯温泉氷灯ろう夢祈願についてご紹介しました。
日本ならではの刹那的なムードも楽しめるのが魅力です。
大騒ぎするイベントではなく、ゆっくりと静かに温泉街の魅力を楽しめる方にオススメです。
ぜひ冬の日本の良さを感じたい方は鹿教湯温泉に行ってみてくださいね。
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