幻想的な雰囲気を感じられる長野県の「光前寺」というお寺をご存じですか?
苔むした和の趣を味わえる光前寺は実は紅葉シーズンも見ごたえたっぷりです。
今回はそんな光前寺の紅葉シーズンについてご紹介します。
大自然の中の紅葉とはまた異なり、厳かで静かな空気感を楽しめる光前寺の紅葉は必見です。
ぜひチェックしてみてくださいね。
光前寺の紅葉の見頃はいつ?
それでは光前寺についての情報を先にご紹介します。
光前寺(こうぜんじ)は長野県駒ケ根市にあります。
不動明王を御本尊としている寺院で南信州の中でも随一と言われる祈願霊場として信仰されてきました。
光前寺には杉の巨木が連なる参道があり、歩いていると気持ちが静かに落ち着くような道が続いています。
そして境内に入ると樹齢百年を越える杉が目に入ります。
さらに境内には60本以上のもみじなどもあり、自然の風情を感じながら心落ち着く雰囲気が漂っています。
また、この光前寺は参道の石の間に日の光に反射し光るように見える「光苔」が生えていることでも有名です。
さらに春になると約70本ものしだれ桜が咲き誇り、美しい風景を楽しめるなど四季折々の美しさを堪能できる場所でもあります。
そして「早太郎伝説」という犬の伝説もあり、境内に早太郎の石像とお墓が、本堂に木像があるなど多くの人に親しまれています。
なお、この早太郎伝説や光前寺はアニメ「ゆるキャン△」に登場し、さらに人気が上がっています。
さて、そんな光前寺ですが、例年10月下旬から11月中旬に紅葉の見ごろを迎えます。
もみじの美しい赤やいちょうの黄色などが「三門」という門や三重塔。本堂、鐘楼などに映え、日本ならではの美しい秋の風景をゆっくりと眺めることができます。
なお、光前寺を訪れる方が必ずと言っても良いほど探す光苔ですが、光苔は4月中旬から10月下旬までが良く見える季節です。
そのため、紅葉の時期とは若干ずれてしまいますが、必ずしも見つけられないわけではないので興味がある方は少し目を凝らして光苔も探してみてくださいね。
周辺の天気予報
光前寺の地図(GoogleMap)
光前寺の紅葉のライトアップはいつ?
幻想的な光前寺の紅葉ですが、夜になるとライトアップが行われさらに幻想的な雰囲気になります。
光前寺は紅葉シーズンになると「光前寺もみじライトアップ」と称し、紅葉の見頃の期間の金土日にライトアップを開催します。
2023年は10月最終週の金曜日から11月中旬まで開催されていました。
ライトアップは17時から21時にかけて行われますが、夜間の参拝は禁止されているのでご注意ください。
杉の巨木が立ち並ぶ参道に明かりが灯り、より幽玄な雰囲気が感じられます。
モミジやイチョウが美しく彩られ、寺院だからこそ味わえる秋の夜の魅力を楽しめます。
光前寺は撮影禁止なの?
光前寺に行き美しい紅葉を見ると写真を撮りたくなりますよね。
ただ、光前寺に紅葉を見に行く場合、写真撮影が禁止の場所もあるのでご注意ください。
光前寺は境内諸堂の堂内や堂内にある仏像などは撮影が禁止になっています。
失礼のないようしっかりとマナーとルールを守って美しい紅葉と光前寺の風景を味わってください。
また、杉並木の参道の隣に「築山泉水庭園」と「客殿」という場所があります。
この客殿は歴史の深い特別な宝物が収められているので拝観料が必要な場所になります。
そのため、客殿内は撮影も禁止になるので注意してください。
先ほど挙げた場所以外は基本的に写真撮影ができますが、周りの人に迷惑にならないよう、騒ぎすぎずに紅葉の風景を撮影してみてくださいね。
光前寺へのアクセス方法
それでは最後に光前寺へのアクセス方法をご紹介します。
車
光前寺へ車でアクセスする場合、中央道駒ケ根ICより県道75号線を経由し、約3分で到着します。
駐車場は200台用意されており、無料で利用することができます。
公共交通機関
公共交通機関を利用する場合、JR駒ヶ根駅までアクセスしてください。
そこからタクシーなどを利用し車で約15分になります。
または伊那バスの駒ケ岳ロープウェイ線に乗り、切石公園下のバス停で下車してください。
バス停からは徒歩約10分で到着します。
まとめ
光前寺の紅葉についてご紹介しましたがいかがでしたか?
日本ならではの趣あるお寺でゆっくりと静かに紅葉を愛でることができるのは秋の最高の過ごし方ですよね。
お寺そのものがとても見どころのある場所なのでぜひしっかりと参拝しながら紅葉も楽しんでみてください。
ぜひその際には早太郎のお墓にもお墓参りをしてみてくださいね。
たくさんの楽しみ方がある光前寺。
今年の秋はぜひ足を運んでみてくださいね。
コメント