「真田の里の隠し湯」として有名な角間渓谷をご存じですか?
今回は知る人ぞ知る名所、角間渓谷の紅葉シーズンについてご紹介します。
切り立った岸壁や奇岩が作り出す美しい風景を楽しめるのが角間渓谷です。
ぜひ自然の作り出した迫力ある景色をチェックしてみてくださいね。
角間渓谷の紅葉の見頃はいつ?
それではまず角間渓谷についてご紹介します。
角間渓谷は上田市にある渓谷です。
烏帽子岳の山麓に位置し約4㎞に渡ってごつごつとした奇岩が連なっています。
大自然の迫力をたっぷりと感じられる場所になっており、地質学的にも注目されているエリアです。
過酷な岩場であることから、真田十勇士の一人であり、忍者として有名な「猿飛佐助」がこの地で修業をしていたとも伝わっています。
有名な奇岩スポットも多く、坂上田村麻呂がこの場にいた鬼を退治したと言われる「鬼ヶ城」と呼ばれる大岩峰や「天狗の欄干」「鬼の門」などと呼ばれる奇岩の名所が揃っています。
数々の鬼の伝説が残っており、自然の激しさや猛々しさを感じられる場所になっています。
また、岩屋観音という場所があり、洞窟の中に観音様が祀られています。
岩谷観音は角間渓谷の一番谷底から約50mの場所にあり、苔むした石段を登っていくこと見ることができます。
こちらも坂上田村麻呂が後の平穏を祈って観音様を祀ったと言われています。
なお、上田市と言えば真田家で有名な歴史的な場所ですが、角間渓谷は「真田の里の隠し湯」とも称される湯治場になっています。
渓谷には温泉が湧いており、胃腸の病に効果があると言われています。
そんな角間渓谷ですが、美しい紅葉が見られることでも知られています。
ごつごつとした奇岩の断崖絶壁に赤や黄色に色づく紅葉が見事に映える絶景スポットです。
また、長野県外の人にはあまり知られていない穴場的スポットでもあります。
例年10月中旬から紅葉が始まり、10月下旬には見頃を迎えます。
角間渓谷には遊歩道があり、遊歩道から見る紅葉は絶景です。
また、見晴台もあり、角間渓谷の紅葉と鬼ヶ城の風景を一望できるのでオススメです。
なお、角間渓谷の遊歩道は正直言って登山道に近いイメージと思ってください。
ゆったりと歩ける場所もありますが、急な階段や崖に沿った狭い道などドキドキしながら歩かなければならない場所がたくさんあります。
一部の場所は鎖を伝って歩くような道になっています。
そのため、小さなお子様や体力に不安のある方、ご年配の方にはかなり難易度が高いのでご注意ください。
また、足場がかなり滑りやすいので必ずスニーカーや運動靴で訪れるようにしてください。
遊歩道を歩くのは自信がないという方は角間温泉から紅葉を見るのもオススメです。
角間温泉には「岩屋館」という温泉宿があり、こちらでは温泉に入りながら美しい紅葉を見ることができます。
温泉は茶褐色の炭酸泉になっており、客室からも美しい自然の風景を楽しめます。
地図(GoogleMap)
角間渓谷へのアクセス方法
次に角間渓谷へのアクセス方法をご紹介します。
角間渓谷へは車と公共交通機関を使ってアクセスすることができます。
車
角間渓谷へ車でアクセスする場合、上信越道・上田菅平ICから約20分で到着します。
角間渓谷の入り口には駐車場があるので利用してください。
駐車場は普通車が10台停められるスペースがあります。
公共交通機関
JR上田駅から上田バス真田・菅平・渋沢線バスを利用し約30分で到着します。
バス停は「横沢」で下車してください。
そこから徒歩で約30分かかります。
角間渓谷の紅葉はライトアップされる?
最後に角間渓谷の紅葉は夜でも楽しめるかどうかをご紹介します。
多くの紅葉スポットで夜のライトアップが行われていますが、角間渓谷の紅葉はライトアップされていません。
自然そのものの美しさを感じさせてくれる名スポットになっています。
なお、角間渓谷には24時間入ることはできますが、とにかく道が細く危ないので夜間の立ち入りは避けるようにしてください。
まとめ
大自然の迫力を思いっきり堪能できる角間渓谷の紅葉シーズンについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
遊歩道の道が険しく、忍者たちが鍛えた修行場であることが感じられるのも角間渓谷のポイントです。
そんな険しい自然の中で美しく色づく紅葉を見ることができるのは和の趣たっぷりで魅力的ですよね。
角間渓谷の紅葉は一度見たら忘れることのできない日本ならではの紅葉風景です。
また、上田市というエリアもあり絶景好きだけでなく歴史好きの方も大満足のスポットになっています。
ぜひ体力に自信のある方は角間渓谷の散策を楽しんできてくださいね。
コメント