美しい山の景色を楽しめる「南アルプス林道」というルートをご存じですか?
まだ県外の人にはあまり知名度が高くないルートですが、実は美しい紅葉が楽しめるスポットです。
そこで今回はこの南アルプス林道の紅葉についてご紹介します。
南アルプスの大自然を感じながら紅葉を楽しめる隠れスポット。
穴場をお探しの方は要チェックですよ!
南アルプス林道の紅葉の見頃はいつ?
南アルプス林道バス🚍
事前リーサーチ通り積雪は無し。☺ pic.twitter.com/qjPlt4fzni— yuka-f4ej (@F4ejYuka) October 13, 2023
では、まず南アルプス林道に関してご紹介します。
南アルプス林道は長野県伊那市長谷黒河内から山梨県中巨摩郡芦安村を結ぶ林道です。
その中で長野県のエリアは戸口台から標高2,032mの高さにある北沢峠までになります。
なお、長野県は伊那市営の林道南アルプス線として管理を行っており、山梨県は山梨県営の南アルプス林道として管理しています。
この道は通年マイカー規制が行われており、バスのみ運行が可能なルートです。
美しい紅葉を楽しめることで知られる長野エリアは約1時間のバスルートがあり、ゆっくりと秋の景色を見ることができます。
また、南アルプス林道は南アルプス林道の紅葉は例年9月中旬より色づき始めます。
標高の高い北沢峠より約1か月かけてゆっくりと紅葉が下りてきます。
そして9月下旬から10月中旬にかけて見頃を迎えます。
南アルプス林道の紅葉は「カツラ」が中心になっており、黄色く色づく黄葉の風景が楽しめます。
さらにバスの窓を開けると木々の香りも漂い、贅沢な気分が味わえます。
このバスに乗車している間、バスの運転手さんが林道や南アルプスの山々についてのガイドをしてくれるのも特徴です。
運が良ければ林道沿いにニホンカモシカが見られるなど自然たっぷりのエリアならではの楽しみ方もできます。
なお、北沢峠から山梨方面にある「甲斐駒ヶ岳」や「仙丈ケ岳」への登山ルートもあり、登山を楽しむ方が北沢峠まではバスで紅葉を楽しんでいる光景も見られます。
そして、南アルプス林道は2024年よりルート名などが変更になっています。
まず、駐車場周辺にある「仙流荘」という旅館のエリアを「南アルプス長谷戸台パーク」としてリニューアルを行っています。
さらに、北沢峠に向かうラインは「南アルプスクイーンライン」へ変更、そしてパワースポットとして有名な「分杭峠」への路線がスタートしています。
分杭峠へのラインは「分杭気の里ライン」としてスタートし、北沢峠とは異なるルートを走ることになりました。
なお、分杭気の里ラインと南アルプスクイーンラインはともに期間限定の運行となっていますが、微妙に運行期間が異なるので注意してください。
周辺の天気予報
南アルプス林道の地図(GoogleMap)
南アルプス林道の紅葉にライトアップはある?
次にご紹介するのは南アルプス林道のライトアップについてです。
結論から申し上げますと、南アルプス林道のライトアップは行われていません。
というのも、南アルプス林道は分杭気の里ラインも南アルプスクイーンラインも基本的に17時前には最後のバス停を出発しています。
そのため、ライトアップをするほどの夜間にはアクセスできないというのがライトアップされない一つの要因になっています。
南アルプス林道へのアクセス方法
では南アルプス林道にどうアクセスするかをご紹介します。
南アルプス林道には自家用車と鉄道やバスを利用する方法があります。
車
自家用車を使用する場合、中央自動車道伊那ICか小黒川スマートインターで下車し、先ほどご紹介した「仙流荘」までアクセスしてください。
約40分で到着します。
公共交通機関
鉄道やバスを利用する場合は伊那バスターミナルからJRバス関東高速線を利用し、JRバスの高遠駅で下車してください。
高遠駅からは仙流荘までタクシーを利用する必要があります。
南アルプス林道の駐車場情報
最後に南アルプス林道の駐車場情報をご紹介します。
南アルプス林道は通年マイカー規制が行われているエリアなので駐車場にアクセスする必要があります。
駐車場は仙流荘周辺である戸台パークに約350台分用意されています。
2022年まで無料で利用できましたが、現在は有料になっており5日以内の利用は1000円、それ以降は5日ごとに1000円が追加されます。
まとめ
南アルプス林道の紅葉に関してご紹介しました。
ゆっくりバスに乗って美しい風景や素敵な香りを楽しめるのが南アルプス林道の最高の過ごし方です。
特に何をするわけでもなく、ぼーっと窓の外を眺める時間もとても贅沢で大人にピッタリな行楽になります。
ぜひ今度の秋は南アルプス林道に行って車窓からの秋の風景をゆっくりと楽しんでみてくださいね。
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