御柱と呼ばれる巨木が氏子たちと共に坂を下るお祭りをニュースなどで見たことがありますか?
これは長野県で行われる「御柱祭」といい、今回はこの御柱祭に込められた意味や開催場所などをご紹介します。
初めて御柱祭の風景をテレビなどで見た方は、その迫力に驚かれることでしょう。
御柱祭は実際に現地で見学できる祭りです。
テレビでは味わえない生の迫力を体感したい方は、ぜひ今回の情報を参考に現地に足を運んでみてくださいね。
御柱祭に込められた本当の意味は?
そして山車どおしの衝突💥
山車は壊れませんでしたが、飾ってあった人形が壊れた😆
なかなかヤバイお祭です
長野県は御柱祭の下社山出しや水無神社の神輿まくり、野沢の火祭り等死人も出る荒っぽいお祭りが多いですよね 😆 https://t.co/6iuPfwZX33 pic.twitter.com/WVxIvDofo7
— tom (@iwadaretomoaki) September 27, 2023
御柱祭は正式名称を「式年造営御柱大祭(しきねんぞうえいみはしらたいさい)」といい、長野県の諏訪大社で7年に1度開催されます。
山の中からもみの大木を御柱として切り出し、諏訪大社に各4本ずつ立てていくのが目的です。
この御柱を曳き出し、立てることが中心となりますが、宝殿を作り替える事や御柱そのものを選ぶことまですべての工程をまとめて御柱祭と呼びます。
御柱祭は1200年ほど前から行われていますが、細かな由来や起源はわかっていません。
しかし、御柱は神の拠り所や聖域を表すなど約20の諸説があり、諏訪大社で行われる最も重要な神事として諏訪地域6市町村の氏子が中心になり行われます。
山の奥から選ばれた大木が里に降り、神となる。
御柱祭は昔から人々に愛された諏訪地域の伝統文化として現在も脈々と受け継がれています。
御柱祭の場所はどこで行われるの?
御柱祭(長野県)
御柱祭とは宝殿の造り替え。御柱を選び、山から曳き、境内に建てる一連の神事を指す。
“御柱”となるのは樹齢150年、17メートルを優に超える16本のモミの大木だけ。
7年毎、寅と申の年に諏訪大社の社殿の四隅に建てる。
人権意識の凍りつく、命がけの神事。https://t.co/wafJoq3Q7B pic.twitter.com/FfvYAnEONJ— さくら便り (@K1aISji55ZJLjHf) February 10, 2023
御柱祭は長野県にある諏訪大社で行われます。
諏訪大社を中心に行われますが、祭り自体は下諏訪町と茅野市の森林からスタートします。
諏訪の地域全体が御柱祭の日は大変な賑わいを見せますが、大混雑になるため事前に目的地を決めていないとどこにいるかわからなくなってしまいます。
また、広範囲で行われる祭りのため、ここはチェックしておくべき!という場所の住所などをご紹介します。
まず必ずチェックしておく必要があるのが御柱祭の中心となる諏訪大社です。
諏訪大社は諏訪湖周辺に4つのお宮があります。
住所は下記の通りです。
上社本宮
上社前宮
下社秋宮
下社春宮
次にオススメしたい場所が「木落し」が行われる場所です。
木落しは上社、下社それぞれで行われる「山出し」の2日目に行われる行事です。
上社の木落しは御柱に「めどでこ」というV字の柱を付け、その上に氏子たちが乗り斜面を威勢よく駆け下ります。
その後、「宮川の川越し」と呼ばれる御柱と共に川を超える行事を行います。
この上社の木落しは「木落し公園」という公園の斜面で行われ、川超しは「宮川橋」という鋼桁橋の周辺で行われます。
木落し公園
下社の木落しはめどでこはなく、御柱そのものに氏子がまたがり、一気に坂を駆け下ります。
場所は下諏訪町にある「木落し坂」で行われます。
木落し坂
御柱祭のオススメの楽しみ方!
御柱祭の楽しみ方は色々ありますが、安全に見たいか、地元の方に混ざって楽しみたいかによって楽しみ方が少し異なってきます。
まず安全に見たい方は有料の観覧席チケットを購入することをオススメします。
特に年配の方や小さなお子様と一緒に見学する場合、大混雑するので観覧席を手に入れておくほうが安心です。
観覧席チケットは旅行会社や宿泊施設など取り扱っています。
次にオススメなのが地元の方々に混ざって楽しむことです。
地元の方は多くの人がそれぞれの地域の法被を着ています。
もしこの地域の知り合いの方がいらっしゃる場合は、ぜひ法被を用意していただいてください。
法被を着ているだけでまるでこの地域の人になったような一体感をもってよりお祭りを楽しむことができます。
法被がなくとも華やかな行列を見て楽しんだり、屋台の食事を味わったり一緒に参加することでより御柱祭の楽しさを実感することができます。
ただし、盛り上がりすぎて御柱や御柱を引いている綱を触らないように注意してください。
以前は観光客も綱を引くことが許されていましたが、観光客が増えたことにより安全を考慮し遠慮してくださいと言われています。
遠慮してください、と優しい言い方をされていますが、実際は禁止されているのと等しいのでくれぐれも失礼のないように祭りを楽しんでください。
御柱祭へのアクセス方法!
最後に御柱祭へのアクセス方法をご紹介します。
車
御柱祭に車でアクセスする場合、上社と下社で最寄りのICが異なります。
上社は中央道諏訪ICを利用し、下社は岡谷ICを利用するのが便利です。
上社は諏訪ICより車で約20分、下社も岡谷ICから車で約20分になります。
ただし、行事内容によっては駐車場から会場までかなり混雑するので注意してください。
公共交通機関
公共交通機関を利用する場合も上社と下社で駅が変わります。
上社は茅野駅、下社は下諏訪駅から徒歩でアクセスすることができます。
祭りの中心地にアクセスしたい場合は上諏訪駅を利用するのが便利です。
御柱祭の意味のまとめ
御柱祭の意味や開催場所についてご説明させていただきました。
祭りは1日だけでなく数日間行われますが、どの日も多くの人が訪れます。
また、広範囲で行われるので漠然と歩いていると流れに飲まれてしまい目的の行事を見逃しかねません。
いつどこで何が行われるかを知っておくとより御柱祭を楽しめます。
事前に情報を仕入れて思いっきり御柱祭を楽しんでくださいね。
長野県でオススメの観光名所まとめ
御柱祭へ訪れたら長野県もぜひ観光してみてください!
長野県には自然豊かなところや人気の観光スポットが数多くあります。
ここで紹介しているスポットを参考に、御柱祭と一緒に楽しんでみてください!
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