長野県諏訪地域で行われる御柱祭をご存じですか?
見どころがたっぷりある迫力あるお祭りで地元の人々から観光客まで、多くの人が熱気あふれる御柱祭を楽しみます。
今回はそんな御柱祭のここはチェックして!という見どころをご紹介します。
壮大なお祭りなのでしっかりと見どころを確認しておくと、より効率的にお祭りを楽しむことができます。
ぜひ事前に確認してくださいね。
御柱祭の注目の見どころは?
大きな掛け声とともに御柱の迫力ある姿を楽しめる御柱祭。
「日本三大奇祭」の一つに数えられるほど迫力がある御柱祭は見どころがたくさんあります。
まず外せないのが「山出し」と「里曳き」という2つの大きな見どころです。
御柱祭は諏訪大社の神事として4つのお宮で行われます。
大きく分けて上社本宮、上社前宮の「上社」と下社春宮と下社秋宮の「下社」の2か所です。
上社下社でそれぞれ山から御柱を里に運ぶ「山出し」が3日間と街中を御柱と共に進む「里曳き」が3日間行われます。
上社の山出しは狭い路地を御柱が曲がる「穴山の大曲」という難所から、27度の傾斜を氏子と共に御柱が下る「木落し」、さらに水温10度以下の宮川を渡る「宮川の川越し」という見どころがあります。
下社の山出しにも難所があり、「萩倉の大曲」というカーブをすれすれのところを曲がっていきます。
その後、35度の傾斜を御柱に乗った氏子と共に滑り降りる「木落し」が行われます。
山出しは危険も伴うので一般観光客が間近で見ることはできませんが、里曳きは近くで見学することができます。
里曳きは花笠踊りや騎馬行列など華やかな衣装に身を包んだ時代絵巻と共に御柱が街中をゆっくりと進みます。
山出しのような迫力はありませんが、御柱を身近で見ることができ、歴史ある祭りの華やかさを感じたい方にオススメです。
御柱祭を楽しむためのマナー
さて、見どころがたくさんある御柱祭ですが、しっかりとマナーを守らないと危険を伴う祭りでもあります。
特に山出しの際は、一般客は有料観覧席など指定されたエリア以外に立ち入ることはできません。
祭りの進行を妨げてしまうことにもなるのでくれぐれも注意してください。
また、里曳きの際も御柱に近づきすぎることはできません。
以前は御柱を引いている綱を引くこともできたのですが、観光客増加に伴い綱を引くことは危険とされ禁止されています。
また、御柱に触ること、またぐことも厳禁なので注意してください。
御柱祭へのアクセス方法
次に御柱祭へのアクセス方法をご紹介します。
アクセス方法は大きく分けて車と公共交通機関です。
祭りは数日に渡って行われますが、多くの人が訪れるため渋滞が予想されるので早めに家を出るなどの対策をとってください。
車
車を利用する場合、上社へは諏訪インターチェンジから約20分、下社に向かう場合は岡谷インターチェンジにアクセスすると約20分で到着します。
東京方面からは中央自動車道を利用し、約2時間半で諏訪インターチェンジに到着します。
なお、大阪からは名神道を利用し約4時間10分で、名古屋方面からは中央自動車道を利用し、約2時間40分で諏訪インターチェンジに着きます。
公共交通機関
公共交通機関を利用する場合、上諏訪駅を利用します。
東京方面からは新宿駅より中央本線特急「スーパーあずさ」で上諏訪駅までアクセスできます。
大阪方面からは新大阪駅より東海道新幹線「のぞみ」でアクセスしてください。
名古屋方面からは中央本線特急「しなの」で塩尻駅まで行き、乗り換えて上諏訪駅にアクセスしてください。
祭りが終わった後に行きたい観光スポット!
諏訪エリアは御柱祭以外にも見どころがたくさんあるスポットです。
また、長野県は諏訪エリア以外にも観光スポットが多く、長野駅中心部まで足を延ばすのもオススメです。
御柱祭を楽しんでそのまま帰るのはもったいないので、オススメの観光スポットをご紹介します。
高島城
諏訪を代表する歴史的スポットです。
この地を治めた諏訪氏によって造られており、現在は内部が展示場と展望台になっています。
山出しが行われる頃には美しい桜の風景が見られるのもポイントです。
片倉館
映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地としても利用された大衆浴場です。
昭和初期に作られ、国の指定重要文化財に指定されています。
美しいレトロな建築が魅力ですが、特に「千人風呂」という100人が一緒に入浴できるほど広い大浴場が人気を集めています。
現在でも入浴が可能なので歴史ある建造物の中で天然温泉を楽しむのもオススメです。
善光寺
全ての宗派を受け入れる無宗派の仏教寺院であり、訪れることで極楽往生を約束されるというとてもありがたい寺院です。
長野県を代表する観光名所であり、多くの人が訪れる人気スポットです。
善光寺自体もとても見どころがありますが、周辺の仲見世通りを見るのもわくわくするのでオススメです。
まとめ
御柱祭の見どころをご紹介しましたがいかがでしたか?
氏子の気勢と共に活気溢れるお祭りは、これぞ日本の祭り!という雰囲気が楽しめます。
是非しっかりとマナーを守ってお祭りを思いっきり堪能してくださいね。
そしてお祭りを楽しんだら周辺の観光地も楽しんで最高の思い出を作ってみてください。
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